「さようなら」と言った後には

キミはもうそこにはいなくて

ただ キミの温もりを消し去るように

北風が 意味もなく 木を揺らしていた




聞こえたかな 別れの言葉

聞こえたかな 私の叫び

聞こえたかな 精一杯の 「ありがとう」




風に吹かれ

キミははじめから存在しなかったように

キミのいた場所は冷たくて

「さようなら」

言ったはずの言葉は 涙に流されて



私にさえ 聞こえなかった




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